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フランスのスイス国境近くにあり、呪われた山「モンブラン」で有名な街「シャモニー」のご案内。

francef.wmf (1462 バイト)

1997.2の記録

 

飛行コースの不思議?1.
シベリア大陸の上を大回り)

 以前から何故ヨーロッパへ行くのに危険なシベリヤのツンドラ地帯の上空を飛ぶのか不思議に思っていました。
 もし万一不時着しても、下は零下40度の世界なので、生きていられないコースに疑問でした。
 ロンドンからジュネーブの飛行機の雑誌に、その回答がありました。
 普通の地図で見ると、日本から大回りで、シベリア大地を通過して、ヨーロッパに向かいますが、実際の地球儀で見ると、最短距離を通っているのでした。
写真をクリックして皆さんも納得して下さい。

飛行コースの不思議?2.
(飛行コースの湾曲)

 これも地球儀の上でコースを辿ると一目瞭然でした。
 飛行コースは目的地まで一直線に飛行しているのでした。

 (以上は搭乗機の雑誌に掲載の極点を中心にした地図を見ていた分かりました。)

シャモニー
 ジュネーブ空港からバスでシャモニへ約時間40分程度で到着します。
 シャモニーは人口わずか万人の小さな街ですが、
1924年
第1回冬季オリンピック
が開催されたことで有名です。

                   呪われた山
 それまで訪れる人もなかったこの村の1786年 夏 8月8日 6:30村の医者”ミッシェル・ガブリエル・パーカル”と25歳の猟師”ジャック・パルマが呪われた山と恐れられた「Mont-Blanc」モンブラン4807mに初登頂してから村は変わりました。
 ( 町の中央には二人の銅像があり、我々が訪れたとき雪がかかり”パルマ”がモンブランを指さしていました。)
 それ以来「モンブラン」見物と氷河見物で有名になり、当時はパリやロンドンから馬車で何日もかけて訪れるほど、ヨーロッパでは有名なリゾート地となりました。
  日本の同じ規模の街なら郵便局や農協、役場などの周りに商店街が有る程度ですが、「シャモニー」は、今では世界中から観光客が夏は「モンブラン」周辺のトレッキングや氷河見物、冬はSKIに沢山の人が訪れます。
  特に登山客は年中を通して集まります。

     モンブラン初登頂の二人の像
 それまで訪れる人もなかったこの村の1786 夏 8月8日 6:30、
村の医者”ミッシェル・ガブリエル・パーカル”と25歳の猟師”ジャック・パルマ
呪われた山と恐れられたモンブラン4807mに初登頂してから村は
変わりました。

(登山ガイド)

        東大入試より難しい

 登山ガイドになるには最低2カ国語が喋れて登山技術は超一流を要求され、この地では若者のあこがれの的の職業です。

 ガイド学校へ入るには日本では東大入学甲子園出場くらいの難関だそうです。
  しかしそれまでにして卒業しても毎年死亡事故がある危険な職業です。
  町外れの墓地にはガイドの墓があり世界中から有名ガイドの墓参りに来るそうです。
  多い年には9人ものガイドが1度の事故で亡くなった事もあるそうです
(青い枠の写真はクリックすると大きくなります。元に戻すには「戻る」をクリックして下さい。)

  町には有名な4つ星HOTEL「モンブラン」を始め、1つ星HOTELまで数多くあり、カジノや通貨の両替商など軒を並べてます。
  また最近はアパート形式の「コンドミミュアム」(部屋を借りて自炊で楽しむ宿)が郊外に広がり、年中家族連れで賑あうリゾート地です。
  そのため町のスーパーマーケットは夕方は凄く込み合います。

  左は町から見上げた「モンブランと氷河」。
右は HOTELの窓から見上げたモンブランです。

                   初めての買い物
 日本を出発するときに用意し忘れた「マジックペン」と「日焼け止め」を街へ探しに出かけました。
 その記念する薬局が写真の右にある店です。
 「日焼止め」は薬局にあることは知っていましたが、薬局が分かりません!
 薬局は緑色のネオンで十字の看板。日焼は「タン」(レザークラフトで日焼色をタンといいます)結局「日焼クリーム」を買ってきました。
 「マジックペン」は「フエルトペン」と言うことを知らなかったので買えませんでした。

(日本出発からの時間)

 家からシャモニーへまで27時間かかりました。
「名古屋空港」→「成田空港」、「成田空港」→(JAL)→「ヒー   スロー空港」(イギリス・ロンドン)へ。
乗り継ぎに4時間。
「イギリス・ヒースロー空港」→「スイス・ジュネーブ空港」。
「スイス・シュネーブ空港」→(バス)→「フランス・シャモニー」  到着。
hotel「プレリオ」へ夜中1時半頃に到着し、日本語が上手い「ベルナデットさんに出迎えられて、簡単なミーテイング。
シャワーを浴びて、2時半頃就寝。

Le Prieure’HOTEL)

 ホテルは3ツ星の「Le Prieure’」(プリオレ=修道士)。
大きなHOTELで、全室部屋の中からモンブランが見える、申し分のないhotelです。
 何故か、部屋の中までスキー靴でOKです。
 朝食はスキーウエヤーでもOKです。
 コンチネンタルスタイルでパンが美味しくハムやバター・チーズ・ジャムは種類が豊富ですが、野菜が全くありません。
 夕食はそれなりの服装を調えると、良い席に案内してくれます。
 フルコースのフランス料理です。
 他のホテルからも食事に来るくらい安くて美味しい料理でした。
 スキーロッカーは30Fr(700円)で滞在中使えます。
 暖房は温水による暖房で風の音もなく静かです。 
 浴室はバスとシャワーがありタオル掛けにも温水が通っていました。
 セーフテーボックスは無料で毎日出し入れしても嫌な顔もせず管理してくれてました。

(第1日目の起床)

 4時間程度の睡眠し、6時半ころ起床しました。
 食事をして、トラベラーズチェックを現地通貨に替え、お金やパスポートをセーフテー・ボックスに預け、スキーパス(シャモニー付近のスキー場の共通リフト券とバス乗車券が一緒になったもの)の購入、レンタルスキーの借用、など全部こなして町の中央のバス乗り場へ8時半に集合しなくてはなりません。
 大忙しです。
 窓から「モンブラン」が見えますが全く見る、暇もありませんでした。
 写真の一番高い白い山が「モンブラン」、その右下の3ツの峰が「エギュド・ミデ」、3ツの峰の右が下のシャモニーからケーブルが到着する峰です。
 このケーブルは下の町から支柱なしで、引っ張り上げます。
モンブラン=LA・MONT・BLANC 4,807m エギュド・ミデ=L’AIGUILLE・DU・MIDI 3,842m

(スキーパス)

 シャモニ周辺の5つのスキー場と氷河スキーが楽しめるPASS。
 シャモニを走る「シャモニバス」とリフトの他にゴンドラも利用できます。
 6日券は890SFr(2万円)でありますが、60歳以上はシニヤー割引があり30%offの632SFr(1万4千円)です。
 (写真のエンブレムの箇所に本人の写真を貼り付けます。顔写真の横にマークが3個あり特別な乗りもに乗ったときパンチを入れます、合計3回しか乗れません。私は1回乗りましたがどのゴンドラだったか記憶がありません)

(エレベーターとTV)

 ヨーロッパではご存じのように1階がグランドフロアーで0階、2階が1階です。
 エレベターのボタンもその通りですが、2階以上では、エレベーター乗り場のボタンが「下行き」しかありません。
 お客さんは上の階へは行かないと決めているのでしょうか。
 TVのリモコンボタンも電源の「ON/OFF」ボタンがありません。
 「CH」ボタンと「OFF」ボタンだけ。
 TVを見るときは、見たいCHを押すと電源スイッチが入り、消すときは、「OFF」を押す。
 合理的です。

 

(レンタルスキー)

 hotelから予約をお願いしておくと、「ウエイト?」と聞かれるので体重を言えば選んでくれます。
 次に「ネーム?」と聞かれるだけで渡してくれます。
 免許証も保証金もパスポートもなし。
 ロシニョールの新製品が多くて、5日間で333SFr(7,300円)と安い!

写真はゴンドラの駅から見た
ゴンドラとシャモニーの街

ブレバン・スキー場(LeBrevent2525m)   

francef.wmf (1462 バイト)

シャモニーの街から一番近いスキーアリア「ブレバンスキーエリア

スキーパス(6日券):255ユーロ (65才以上は217ユーロ)
リフト・ゴンドラ数:72
コース総延長:170km
最大標高差:2800km

第1日は足慣らしと、高度順応のためガイドは「ブレバン」(LeBrevent2525m)へ案内してくれます。

「ブレバン」スキー場(LeBrevent2525m)  
 ブレヴァンへはゴンドラで一気に中間点プランプラ駅(2,000m)迄上がります。
  そこからもう1本ゴンドラでブレヴァン2525mまで昇ります。
 ここからは中・上級者コースが続きます。
 写真の下のゴンドラ付近が我々のhotel「レ・プレリオ」(修道士と言う意味)
 シャモニーの町は標高1,000mくらいですから標高差は1、500mです
 ここまで上がると目の前に「モンブラン」(4807m)と「エギュードミデ」(3842m)が見えます。   
  それに連なり針峰群が続きます。

  左からラン・ドウ・エギプュイーユ2,308m)とシャモニーの峰(Aigulles de Chamonicx)です。
 そんな峰峰に囲まれながらのんびりとパラグライダーが浮かんでました。
 パラグライダーの下あたりからゲレンデです。
  周囲を見回すと山々ばかりで、ゲレンデが何処か分かりません。
  やはりガイド無しでのSkiはムリでしょう。

   好天に恵まれシャモニー針峰群に圧倒された上ゲレンデもかなりきついところが多く、感激の連続でした。
  午後近くにようやく谷間のシャモニーの街に陽が当たり始めました。

(ガイド料)

 今回のツアーには第1日目はガイドが付いていますが、それ以降はオプションです。
 スキーを楽しくエンジョイ出来るように全日付けることにしました。
4日間(各日半日のみ) 600SFr(12,000円)
氷河コースは別に    230SFr( 4,600円)
イタリア・コース      230SFr( 4,600円) 
            計1,060SFr(21,200円)

 ガイド料は高いように思えますが、初めてのゲレンデを効率よく全部のリフトとコースを滑ることが出来、大変ありがたいシステムと思います。
 また、空いているコースやリフトを選んでくれますし、空いている昼食レストランも選択してくれます。
 それにシャモニーでは、リフトに並ぶとき子供とお年寄りは割り込みOKなのです。
 ガイド連れも割り込みOKです。
総合すると、大変ありがたいシステムです。

第2日目はレ、グラモンテ(LesGrandxMontets3215m)ski場です。

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レ、グラモンテLesGrandxMontets)は3,215mの高所にあるski場で初日には高所順応ができていないので
前日にブレバンLeBrevent2,525m)で体を慣らした後でなければ無理なエリアです。

  ガイド図でも見えるようにSkiエリヤの右に谷が見えますがこれが氷河skiで有名な「バレー、ブランシュ氷河」です。(次の頁に紹介してあります)

  この氷河は全長29kmあり、楽しみです。
 今日はその体調を馴らすため昨日のブレヴァン(2,525m)より高い3,215mのスキー場で滑ります。

 

 このski場も町から15分くらいバスに乗りゴンドラで一気に上がります。
 上から見るシャモニーの町は10時を過ぎてもまだ陽は当たっていません。

上のガイド図の左の氷河の始まりあたりです。
 目の前に見えます。

直ぐ目の前に「モンブラン」と「エギュド。ミデ」が見えます。
エギュド・ミデからモンブランまでは日帰りで行って来れそうな距離にも思えます。

       ノン・ストップとストップ
氷河は急な斜面に来ると氷河が割れてクレパスが出来ます。
 上から見たクレバスと手前に小さく見えるのが前のパーテーです。
 氷河のクレパスのある部分へ来ると、ガイドの「ジョーブ」は”ノン・ストップ””ノン・ストップ”と叫ぶ、
 私は、後ろのメンバーに「オーイ止まらないように滑れよ」と伝達します。
 しかし、これは後で分かりましたが、間違い!
 「ノン・ストック」(ストックを突くな!)でした。
 氷河は急な勾配の場所へ来ると横へクレバスが走り、割れ目が出来ます。
 そこへ雪が積もり表面を覆うと、スキー板で滑るだけなら大丈夫ですが、深くストックを突くと、穴をあけて、その穴が大きくなり陥没する恐れがあるので、ストックを突かないで、滑ると安全なのです。

 場所によってはガイドがメンバーの最後に付く場合もあります。
 ガイドの「ジョーブ」が”スットプ、ストップ”と叫ぶので、前のメンバーに「オーイ、止まれ」と伝えて、全員を止まらせます。
 しかし、本当は「ドント・ストップ」(止まるな!)でした。
 ある程度のスピードで滑っているときに、フランス語で喋られると、聞き取るのは難しいと思いました。
 明日昇る予定の「エギュードミデ」が直ぐ向こうに見えます。

 その向こうにモンブランが見えます。

 レ・グラモンテ(3,215m)で気温はー16度くらいです。

 エギュードミデ(標高3,842m)はもっと寒いと聞きます。
 空気も希薄だそうです。

        (昼食) 

昼食はゆっくり摂ります。
 スキー場のレストランは3ツのゾーンに分かれていて、
1.入り口に近い場所は弁当持参組の場所、家族連れが多く利用してます。
2.一段と高く床の張ってある場所がセルフサービスで食事する場所。
3.その奥に囲いがあって、グリーン色の椅席は、給仕が居るレストラン方式場所。
ガイドが「昼食は100Fr(2,000円)以下にするように」注意されるが、hotelにないサラダなんかあるのでつい手を出して100Frを超してしまいます。
 当たり前かもしれもせんが、自動販売機が全然ありません。
喉が渇くとレストランかカフエのセルフサービスでミネラルウオーター買うことになります。

 途中Skiに夢中になり、景色に見とれ写真を撮るのをすっかり忘れ、夕方にバス停まで降りてしまいました。
   グラモンテSkiの帰りのバス停から見た「エギュー・ヴェルト」(L'AiguilleVerte4,122mと絵葉書などで有名な教会「Chapell des Praz」です。
 
  シャモニーのバスは「Skiパス」(リフト券)を買えば端から端まで全部無料で乗れます。
   首からスキーパスをぶら下げて「ボンジュー」でOKです!ただし右側通行のため、つい道路の反対側で乗ってしまい、”どうも町から離れている様な気がするな”と思いつつも周りには聞けないため、かなり町外れまで行ってしまいました。
(写真は「ChamonixBus」のルートでシャモニー谷を循環しています。真ん中のループ状が市の中心部です。この停留所から全てのski場へのゴンドラが出ています。)
  またバスの吊革や、ゴンドラの吊革も、男子トイレの便器も全部位置が高いのです。
   仲間の一人は多少背が低いため何時も苦労していました。
  明日はいよいよ氷河スキーバレーブランシュ」に挑戦します。
    ホテルのメニュー 

 我々が泊まったHOTELは夕方、外から食事にくる、お客さんが大勢居ます。

 私たちもほかのHOTELへ食事に行きます。
 HOTELの玄関の両側には本日の「メニュー」が必ず、掲載されます。
 2コースくらい用意されてます。
 値段も100〜200Fr(2,200〜4,400円)です。
 我々の安いツアー客も同じメニューが席に用意されていて、その中から選びます。
 毎日、メニューを決め、綺麗なデザインの用紙に印刷して夕食にはちゃんと食卓に、置いてあります。
 (ツアーに付いている料金は一応120Frになっています)
 日本で「フランス料理」はもっと高く料理の内容は半固定と思います。
(単に私が、世間知らずなだけかも知れませんが)

三日目はヴレバン氷河スキー場です

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第3日目「ヴレバン氷河」滑る、氷河スキーです。
出発点は富士山より高い標高3842mのエギュードミディ展望台からプロの国際山岳ガイドと
共に滑降するヴァレーブランシュ氷河スキー(積雪が安定する2月以降可)

「氷河Ski」に少々不安がありましたが、
まず町からゴンドラで中間駅2,308m)まで昇ります
 シャモニー
が標高1,032mですから標高差1,276mをわずか8分で昇ります。
  次に頂上まで標高差1,469m、距離2,869m山頂駅3,777mまで約9分で到着します。
 興奮に包まれゴンドラは一気に上昇します。
、右の岩山がゴンドラ降り場です。
そこからトンネルと橋を渡ってを中央のとがった岩山の中へ、
そしてまたトンネルで裏側へ抜けると氷河コースへの出発点となります。
頂上(標高3,842m)の展望台「エギュウドミデ」のTOPへはエレベーターで昇ります。
   昨日まで遠くから眺めていたモンブラン4,807m)とエギュウドミデ3,842m)(下の写真の中央付近に有る尖った峰がそうです)

   ゴンドラの窓から見た今日のコースは雲の下あたりで見えません。

  氷河コースは約20km、1日掛けて滑ることになります。
   午後4時頃までに町へ降りる登山電車の駅までたどり着ければOK!

               ロープ・ウェイの構造 
 ロープウエイの構造はさすが観光国。 景観を考慮して途中に支柱がありません。
 標高差約1,469mの間に支柱は1本もナシでだらりと山の頂上までロープが伸びています!
つまり ロープ1本で引っ張り上げるような構造です。
 日本のお役所なら許可は出さないような危険な構造に思えます。
  ロープは区間が長いため、大きく弛み、ゴンドラは最初は、水平に近い移動で、終点の駅近くは下から上へ引き上げられる感じでプラットホームヘ着きます。
 プラットホームがゴンドラの窓の上から突然降りてくる感じで到着します。
  運賃は175Fr(約4,000円)ただしスキーパスを持っていればそのままで乗れます。
これが「エギュド・ミデ」です。 

 右の岩山がゴンドラ駅で 
 岩の右に小さくゴンドラ下見えます

 ゴンドラを降りトンネルをくぐり橋を渡り、左の大きな岩山の中へ入ります。
 中にはレストランや売店、トイレもあります。
 上の展望台へはエレベーターで上がります。
 頂上の塔はTV塔だそうです

 展望台からは遠くにマッターホルンも見えました。
 中央付近の一番遠くの三角形がそうです。
 展望台から見下ろした駅舎は早朝のため岩も建物も全部が凍り付いて真っ白です。
 気温はー15度くらいでカメラのシャッターが切れない人が多くいました。
 下にはシャモニーの町が見えます。

 右の写真は遠くから見た「モンブラン」と「エギュドミデ」です。

(貧血)

 トンネルから外へ出ると下にコースが広がり、前方には山々が連なります。
 酸素が少ないので思考力が薄れているように思います。
 説明書にも「決して走らないこと」と書いてありましたが、ガイドに「トイレ」と言うと「クイック」(急げ)と言うので、ついski靴を履いて走ったらトイレ中に貧血!  

(数珠繋ぎ)

  岩山の出口から4人単位で腰にロープを巻き付け数珠繋ぎになり、一番後ろのガイドにロープを結び。

 スキー靴で滑らないように気を付け、スキー板を担いで、狭い尾根をそろりそろりと下ります。

 4人単位にガイドが付きますが滑ったらガイド一人では、堪えられないのではないでしょうか。

 尾根の左側は数百mの急斜面です。
 風が強くて手が凍えそうです。

ガイドが「ドント・ストップ」「ドント・ストップ」と叫びますので、みんな黙々と下りますが、腰にロープがあるので、まるで囚人のような気分になります。

(オニバ)

   尾根を降りやっと平らな地点へ着きました。
 ここからスキー板をはいて「氷河スキー」に出発です。
  見る間にこれから滑るコースが雲下になって見えなくなって行きます。
 氷河スキーは初めてなので、心配になる一瞬です。

 「オニバ!」(出発) やっと氷河スキー出発です!

ヴァレーブランシュ氷河滑降23km
出発は富士山より高い標高3842mのフランス側のエギュー・ドゥ・ミディ展望台からスタート。
10人程度のグループに分かれて、前後にガイドが付いて出発です。
滑降地点まで手にスキー板を持って急勾配の稜線を滑らないように慎重に歩いて降りなければならない。
約23kmを滑降する究極のツアースキーをプロの山岳ガイドと共に、絶景スキーを楽しむコースです。

    氷河Skiに出発して少し滑ってパーテー全員の足が揃っている事を確認するとガイドも安心したのか、
少しは優しくなり写真を撮っても良いと許可が出ました。

 写真のゴンドラはエギュド、ミデからイタリア国境の「エル、ブロンネル」までの5.5kmを途中の山を支柱代わりに山を3ツ越えて行っています。
 ただし冬は運休です。

 左写真の上空の方点は夏用のゴンドラで、何故かぶら下げたまま、冬を越していました(上の4つの点=コゴンドラが4台)。

ヴァレーブランシュ氷河の大滑降で休憩

プラットホーム近くの夏用ゴンドラ
 お昼近くになりました、約10kmは滑ったことになります。
 中央の小さな点は前のパーテーです。

 

間もなく中央左下の岩の上に昼食をとる「ミッシェルの小屋」が見えてきました。
 やっと休めます。
 手前下の点は前のパーテー。

昼食と休憩で1時間ほど休み、残りの10kmに向けて出発します。

「オニバ!」(出発!)

 

氷河の曲がり角のクレバス

 途中、氷壁にアタックする人影が見えました。

 クレバスの近くは慎重にガイドが先導する「トレース」「トレース」(自分と同じコースをなぞれ!)と叫びます。
 思わぬ所にクレバスが有るらしい。
 万一に備えてガイドは腰にザイル、ハーケン等装備していますがなるべくガイドと同じところを滑ることに懸命でした。
 あと5kmほどで終点のはずです、皆 大分くたびれてきましたがガイドは休憩と言てくれません。
 午後になると急に気温も下がり気が焦ります。

 中央右から左下へ伸びている氷河を滑ってきます。
 ここまで来ますと、あと5.5キロm登山電車の駅です。
 以前はこの終点からさらにシャモニーの町迄約9km氷河が延びていて、氷河の上を滑って町まで降りれたそうです。
 しかし今では氷河の先端が減退して町まで届いていないのでここで終わりです。
 やはり地球温暖化はこんな所にも現れているようです。
 この登山電車は昔、氷河見物のために町から昇るための電車でしたが、今は氷河なくなて滑って降りられないので町まで降りるための鉄道になっています。

23kmは長い!
大きく口を開いたクレパス、下を覗くと青く神秘的な色。(ガイドは危ないから離れろと怒鳴る!)
タラタラな広い氷河、氷河が押し合って氷の塊の中をスキー板を操作して下る難所などなど。
技術より体力が必要な全コース、楽しむことができるのはゴールへ着いてから。

 左の写真の丁度日陰になった画面下の方に15人程度行列が見えます。
 これは足が遅くて遅れてしまったパーテーです。
 ガイドは日が暮れない内に終点まで着こうと焦っているに違い有りません。
  この登山電車駅と氷河は百数十m高低差あります。

 遠近感が分からないでしょうが、氷河はずーと下の方です 

(氷河から駅まで上がるゴンドラが用意されています)

 この付近で氷河は幅1km、深さ約300m有るそうです。

 駅から見た「エギュド・ドリュウ」(3,754m)が夕日に照らされて輝いていました。

 登山をする人にはあこがれの山です。

(氷河の流れる速度)

 ゴンドラ乗り場の近くには氷河の中へトンネルを掘り見物させています。
 氷河は1日に35cm程度流れるそうですから1年でトンネルの入り口が下へ移動するので時々掘り直すそうです。
 映画「山」(スペンサートレシー主演)にもなった、インド航空機が1955年にモンブラン氷河に墜落し全員死亡した機体が今、町の近くまで押し流れて来ているそうです。
 氷河が流れるとき外側は岩を削る抵抗で遅くなり、中央は早くなり、ずれるため機体も遺体もバラバラだそうです。

 

 ボイラーは常に水平
 電車に乗ったときは皆くたくたでした。
 ガイドの「ジョン」さんも、やれやれと安心の表情でした。
町の駅まで下りると構内には昔、使っていた蒸気機関の登山機関車が展示してありました。一定の勾配でレールが施設してあり、これに合わせてボイラーが水平になるように設計され、展示も勾配を付けてありました。
 今、氷河skiの帰りに乗ってきた鉄道は昔、氷河見物にヨーロッパ各地から来た人たちのためにモンタベール駅まで敷設した鉄道です。
 モンタベール駅まで5km、標高差900mを20分で運んでくれます。
 料金は58Fr(1,300円)ですがskipassで乗ることが出来ます。

町へ帰ってから、シャワーを浴び、夕食前に向かいのレストランでモンブランをを見上げながらビールを飲むことにしました。

         初めての買い物
 初めてのヨーロッパ。初めて一人で買い物に街へ出ました。
 欲しい物は、マジックインキ、サブザック、日焼け止めクリームの3点。
1.”コンビニ”みたいな店がありましたので入りました。
  サインペンやマジックペンは見つかりません。
  困って聞こうと思いましたが、話しかける勇気が出ませんで下。
  一番安い「鉛筆削り」(9Fr=200円)を買って、店を出ました。
  (勇気がなくて失敗)
2.”クスリ屋”さんは緑十字のネオンが点いていたので分かり入りました。
  女性店員が3名、一斉に、こちらを見てます。
  勇気を出して「サンシャイン・ブロック・クリーム・プリーズ」で通じました。これが初めてのお買い物でした。
  しかし、85Fr(2,000円)と以外に高いけど、にっこり笑って「サンキュー」
3.”スポーツ用品店”はすぐ見つかりました。
  「ロシニョール」のサブザックをget!
4.続けて「切手」を買いに郵便局へ。
  「ツー・ジャパニス・ポストカード・チケット・フオー・シート・プリーズ」
  (最初の”ツー”は日本へのto、途中の”フオー”は4枚のこと)
  ちゃんと通じたのか切手を出してくれました。
  ここでやっと「メルシー」とフランス語が出てきました。
  日本までは4.9Fr(110円)葉書は日本まで15日掛かりました。
  切手のデザインはあまり綺麗ではありませんでしたが、シャモニーの消印は記念になると思いました。

最後の日はイタリア・クールマイユールヘスキー

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「イタリアへski」

第4日目 「モンブラントンネル」をくぐって「ITALY」のクールマイユールへskiと買い物!

 シャモニーから24km約40分程度でイタリアの「クールマイユール」まで行けます。

 バスの運賃は片道50Fr(1,100円)

 途中はあの「名峰モンブラン」の下を掘り抜いた「モンブラントンネル」を抜けます。

 乗用車の通行料は往復110Frだそうです。

 国境はトンネルの中間ですが税関はイタリア側に両国が軒を並べていました。

 一応ピストルを下げた税関役人がバスに乗り込んできて「オールジャパニーズ?」と聞くので「Yes」と言い全員パスポートを頭の上に上げて見せると、降りてゆきます。

 トンネルをくぐっただけで全く雰囲気が変わります。
 陽気で空の色まで明るくなったような気がします。
 

 フランスでは「モンブラン」も、こちらイタリアでは「モンテ・ビアンコ」と呼ばれます。
 その上、高さも4,810mと3m高くなります
 お互いの国の測量基準となる海面高の違いからそうなるのだそうですが、お土産のスキー帽にも[MonteBianco4,810m」と刺繍してあり3m高いのを自慢して、ぜひ記念に買えと奨めてくれます。
(写真はクールメイユールの町です。)

クールメイユール(Courayeur)

 人口2,900人、オリンピックも開催されたことがある有名なスキー場です。
 スキーを終わって町で買い物をしてカプチーノを飲んで帰りました。メイン通りは坂道で200mほどで山に突き当たります。でも革製品は安く、デザインの良いものがあります。

クールマイユール
ヨーロッパの最高峰モンテビアンコを最も近づくことができるゲレンデです。
ゲレンデの各コースに点在するシャレー風のレストランでは、郷土料理を堪能できます。

日本酒「鬼ころし」
飛騨地方で有名な酒(1.8ℓ)を持参してシェフにプレゼントしたら大喜びで、ピッズアやパスタを「食え食え」と大サーブビス!

 「巨人の牙」(ダンデジュアン4,013m)。下に見える雪崩防止柵はモンブラントンネルの「出口」を守るため。

(ここでもイタリア人はフランスに対抗して「入口」と言い返します。)

 イタリヤ側から見た「モンブラン」全く山の姿が違って見えます

 クールメイユールのリフトで乗り合わせた。青年3人に話しかけたところ、ノールウエーから来たとのことでビックリしました。
 バスで30時間掛けてきたそうです。
 しかし、我々の感覚ではノールウエーにはもっと凄いスキー場があるような気がしたので、なぜ、イタリアまでスキーに来たのか理由を聞きましたが、双方の英語力では意志が通じませんでした。
 ノールウエーは何語で話すのでしょう?
 わずか10分程度のリフトに乗っている間の国際親善でした。

 また、地元のお母さんと子供2人とも一緒に乗り合わせました。
 日本の5円硬貨を子供さんに、あげたら大喜びでビックリしました。
「ジャポネ・ハッピー・コイン」と言いましたが、通じたでしょうか?

      友情のコーヒー

右の写真の小屋がレストランです。
昼食は100Fr(2,200円=30,000Li)。まず食卓にワインとパンがドカンと来ます。
ワインは1升瓶よりでかいのに赤ワインがイッパイ。
ピザは30cmくらいのが2種類。 次にパスタが2種類。 
最後にカルパチーノ(きしめんみたいな麺にチーズとケチャップソースの様な暑さ5cmくらいのお好み焼き)。
仕上げは”友情のコーヒー”「Grolla」(グロッラ)と言います。 
これは「グラッパ」と言う酒がベースのコーヒーです。(このコーヒーを飲むと酔います。)
、「Grappa」(グラッパ=アルコール度の高いリキュール)と言う食後酒と砂糖・レモンの皮・リンゴ等をコーヒーに入れ最後に火を付けアルコール分を飛ばしてから飲みます。

何故「友情のコーヒー」と言われるかは、入れ物を見れば分かります。
木製で飲み口が4ないし6カ所付いています。そして回し飲みして友情を深めます。
飲む口以外は指で押さえて、コーヒーが、こぼれないようにして飲みます。
お土産に容器を買ってきましたが48,000リラ(3,400円)でした。(堅い木に凝った彫り物がしてあります)

バルム・ルトール」スキー場

 最後の日5日目スイス国境に近い「バルム・ルトール」スキー場へ。
 しかし途中から”みぞれ”で引き返しました。我々はもうくたびれて居て早く帰りたかったので丁度良かった。

skiから帰りさっそく町へ買い物に出かけることにしました。

町まで帰ると雨は雪に変わっていました。

 

 帰国の日は快晴となりました。
 素晴らしい「モンブラン」とその下の「氷河」を眺め帰国のバスの乗り込みました。
 もう来ることはないと思います。
 帰りはドイツ・フランクフフルト経由JAL便でした。 
 往きは英国ロンドンヒースロー空港経由でジュネーブまでJAL便でした。
 丁度ロシア上空の頃コクピットの見学を許されて、退屈な時間の一時を過ごさせていただきました。
 帰りもコクピットを訪問して機長さんにサインを戴き記念にしました。

(ベルナデットさん)

 今回、語学力もない私たちが海外スキーに挑戦して、何事もなく楽しく帰国できたには、”シャモニー観光協会”に日本語が大変お上手な「ベルナデットさん」と言う女性と横山さんと言うガイドさんが居て下さったお陰と感謝しております。
 特に現地でお世話になったベルナデットさんに帰国後何かお礼がしたいと思い、仲間で祭り半纏をプレゼントしました。
    この写真は我々も宿泊したhotel「プレリオのロビーで撮って送ってくださったと思います。

フランスのski情報は http://www.indnet.fr/ski  です。クリックして下さい。接続できます。

 楽しい思い出と共にスキーを堪能できました。ぜひ皆様も「氷河SKI」に挑戦されることをお勧めします。

(終わり)

 

このHPはmoriy@シルバーが旅行した当時の記録です。
その後、現地の状況などが変わっています。
旅行の参考にしてくださる時は他の方法で確認して、お出かけ下さい。