長良川文化フォーラム三つ目の訪問は長良川の水の一生を上水道施設として金華山の岩盤の中に掘られた
鏡岩貯水池から下水施設の二つの下水処理場北・北西プラントを探訪しました。

08.12.16

今回の長良川文化フォーラムは日ごろ岐阜市民がお世話ないなっている上下水道の旅は金華山麓にある、
鏡岩貯水池から始まりでした。

配水池への入口は「登録有形文化財」
金華山の麓にある鏡岩水源地内にある、旧ポンプ場だった「水の資料館」の中に配水池入口はあります。

鏡岩貯水池は目で見えない
今回見学する「鏡岩配水池」は金華山の山中に巨大な水がめを掘り市民に供給する「命の瓶」が
主役ですが給水管も導水管も水がめも全部岩の中なので見えません。
見学者のために鏡岩貯水池の模型を中心に水道関連の資料が充実して展示してありました。

見学ルーム

主催者側から簡単な説明から始まりました。

鏡岩貯水池は金華山の山中に造られています。

平面図を見てもなかなか現物を想像できません

見学ルームの中心には1/100の配水池模型が置いてあり多少は理解できました。

いよいよ鏡岩配水池へ出発です。

導水トンネル

地下への入口は有形文化財の資料館にありました
「水の資料館」から地下へ下りる階段があります

地下への入口

「入口」は鏡岩配水池模型の矢印あたりです。

トンネルをしばらく登ると分岐点へ来ます。

分岐点

「分岐点」は鏡岩配水池模型の矢印あたりです。

これが流量計だそうです。

上部トンネル

「上部トンネル」は鏡岩配水池模型の矢印あたりです。

分岐点から「上部トンネル」へ曲がり坂道を登ります。
貯水タンクに近づくに従って気温が下がり湿気が多くなりカメラには水滴が着きます

トンネルの途中窓があり金華山の断層が見られる様になっています

貯水槽最上部
(見学ヤード)

「見学ヤード」は鏡岩配水池模型の矢印あたりです。

トンネルの終点に着いて説明がありましたが地中のどの地点に居るのかサッパリわからず感動も感慨もナシ!

見学窓から中(貯水槽の上部)を覗いても湿気で窓が曇り何も見えません

説明を受けても大きなタンクの上にいる実感が湧きませんので、みな静か(無感動)

また来たトンネルを下ります

やっと地下から資料館へ着きました。

地上の水道施設も見学できました。

構内設備

 国登録有形文化財 鏡岩水源地(旧エンジン室、ポンプ室)
 昭和3年に着工し同9年に完成した岐阜市の水道施設です。長良川の伏流水を水源とし、昭和47年ごろまで使用されていました。
《旧ポンプ室》
 鉄骨鉄筋コンクリート造りで外壁を長良川の玉石張りとし、壁の四隅に当る隅石には花崗岩が積み上げられています。
 側面に丸窓を配し、正面にはアーチ状の入口が設けられています。
 また、入口脇にはアーチ窓が連続し、切妻屋根を壁から突き出た筋交いが支える山小屋風意匠とするなど、水道施設としては異色のデザインでまとめられています。
《旧エンジン室》
 旧ポンプ室の南西に位置し、旧ポンプ室同様の構造を持つ建物です。
 旧ポンプ室では壁の内側にあった鉄骨柱が外付けになっていつ点などに違いが見られます。
                             (資料館説明板より)

現在の水道施設建物

予備電源

伏流水取り入れ井戸

 

同貯水池の長良川縁に近い場所に大きな井戸があり、そこにポンプが入れてあるようです。

水中ポンプと、その模様を描いたマンガで大体想像ができました。

汲み上げた伏流水に消毒設備から薬剤を添加し供給されます。
岐阜市の場合薬剤処理は殆どしなくても合格のようです。

上水施設の次は下水施設の勉強です。

次は下水道施設見学

北部プラント

従来の処理設備なので匂いなどがかなりキツイ設備です

頭がくらくらするほどの匂いです

次は最新設備の北部プラント

北西部プラント

地下式で上はサッカーグランドなどがあります。

全く無臭で見学できます。

見学終了
みんな水を大切に使いま〜す。

命の源の水の大切さを重文理解できました。