風光る、船が行き交う、伊良湖岬   H,O

2009・03・27

愛知県田原市日出町骨山

愛知県岡崎市八帖町往還通

伊良湖岬・恋路ヶ浜散策と八丁味噌の郷見学の旅報告。

岡崎八丁味噌は徳川家康公の生誕地、愛知県岡崎市の岡崎城より西へ八丁(約800m)にある
八帖町(旧八丁村)の2社で江戸時代から生産される味噌の商標です。

 

岡崎八丁味噌の郷

         三河路の名所「八町味噌の郷」
 この地は東海道と矢作川の交わるところで、大豆や塩を入手しやすく、花崗岩質の地盤から良質な天然水に恵まれた、味噌造りにとって三拍子揃った立地条件だったわけです。
                (合資会社八丁味噌カクキューパンフレットより)

NHK連続テレビ小説「純情きらり」のロケ地でした。

大正末期に建てられた洋館は現在でも本社として使われており、文化庁の登録文化財に指定

見学者用に施設が開放されています。(樽の上の石は発泡スチロールのレプリカです)

某TV局がドラマ創りに来ていました。

史料館にある仕込み風景の様子

楽しみは売店のお土産です

老人パワーは凄い

見学者は味噌汁の試飲が出来ます

伊良湖岬へ到着まずまずの天気で大海原を見渡し、気分も爽快になりました。

伊良湖岬灯台

    渥美半島の先端に立つ灯台。
 そこからの眺めはまるで海の上に立っているような気持ちにさせてくれます。
 駐車場からでも灯台にたどり着くまでの海岸線の景色は素晴らしく天下を取った気分にさせてくれます。
                 伊良湖岬灯台
 万葉の昔から多くの詩歌に詠われた景勝の地、ここ伊良湖岬の灯台が建てられ点灯したのは、昭和4年11月でした。
 当初、光源にアセチレンガスを使用していましたが、昭和35年3月に電化され、その後灯台の機能は飛躍的に向上し、点灯については名古屋海上保安部において遠隔監視できるシステムになっています。
 また、定期的に寺ミュ所から職員が巡回し、機器の点検、視察の保全に当たっております。
施 設 の 概 要
 位      置 : 北緯 34度34分34秒
             東経 137度?分9秒
 塗 色 構 造 : 白色  塔形 コンクリート造
 等級及び灯質 : 4等 等明暗白色 明3秒 暗3秒
 光      度 : 1万7千カンデラ
 光 達 距 離 : 12・5海里(約23km)
 高      さ : 地上〜頂部 14・8m
             水面〜灯火 15・8m
 管理事務所  : 第四管区海上保安部 名古屋海上保安部
 海上交通安全法により前面の水道に伊良湖水道航行が設定され、この灯台は神島灯台と共に名古屋港、」四日市港、三河港、衣浦港等に出入りする数多くの船舶の好個の指導として船舶航行の安全に大きな役割を持った重要な灯台です。
 この灯台が昭和4年の点灯以来、数多くの船人の命と貴重な財貨を人知れず救ってきたであろう事を思うとき、これからも夜毎美しい光を沖行く船に投げかけるよう祈念するものであります。
                         (財団法人 燈 光 会)

伊良湖岬の灯台の上の山が万葉の道です。

万葉の道

            万葉歌碑(麻続王の歌)
碑の歌は天武四年(676)天武朝の皇族で三位の暗いの麻続王が罪をえて伊良湖に流されたとき里人が哀傷して
 「打ち麻(そ)を麻続王海人なれや 伊良虜の島の玉藻(たまも)刈ります」
 (麻続の王は海人であるのか海人でないのに伊良湖の島の海藻を刈って居られるおいたわしいことだ)
と詠んだのに王が感傷して和(こた)えられた歌である
 「うつせみの命を憎しみ浪にぬれ  伊良虜の島の玉藻刈り食す」
 (この世の命が憎しさに私は波にぬれてこの伊良湖の島の海藻を刈って食べているのです)
 歌は万葉集巻の一から出典
 書は郷土出身芸術院会員文化功労労者 鈴木翠軒先生
                        (碑の説明板より)

万葉の道の上には電波灯台といわれる新型灯台があります。

伊勢湾海上交通センター

            伊勢湾海上交通センター
 この伊良湖水道の船の通行量は多く、ひっきりなしに大型船が行き交っています。
 丘の上には、船舶通行信号所の一つ「伊勢湾海上交通センター」があって、船舶航行の安全を図るため、海上交通情報の提供と航行管制の業務を行っているとのことです。 

全国海洋戦没者伊良湖岬慰霊碑

ハマユウの園と慰霊碑碑

果てしなく続く水平線とそびえ立つ丘のコントラストが素晴らしい。
ゆっくり海を眺めていると落ち着いた気持ちにさせられます。

恋路が浜

 近くに食堂やお土産屋さんもあり、渥美の名物「大アサリ」などの海の幸をいただくこともできます。

この鐘をふたりで撞くと幸せになれるそうです。

日の出の石門

島崎藤村歌碑「椰子の実」の近く

陸の日の出門

海の日の出門

 恋路が浜から車で3分ほどのところにあるのが日出の石門。
 大きな岩が波の力によって削られ、真ん中に大きな穴を開けています。
  まさに自然が作り上げた芸術品です。
  近くにはかつてこの地を訪れた民俗学者柳田國男がそこで拾った椰子の実 の話を、親友の島崎藤村に伝えたことから作られた歌「椰子の実」の詩碑が建っています。

恋路ヶ浜絶景のポイント

恋路が浜の絶景
岬の先端にあるホテルへ行く道の途中かホテルの庭からが絶好のカメラアングルです

 渥美半島の先端の高台にあるホテルです。
ラウンジからは太平洋が一望でき、ホテル内のレストランではバイキングなども楽しめます。
 外には教会があり素晴らしい景色の中、結婚式を挙げることもできます。

広い無料駐車場があり「おおあさり」の塩焼きがいい匂いをさせています。

海原へ、無事を届けよ、伊良湖の灯  S,H