岐阜県と福井県にまたがる奥美濃唯一の岩峰で、標高は1256mの揖斐川の源である冠山へ登ってきました。

所在地:岐阜県揖斐郡揖斐川町
       福井県今立郡池田町   

北緯35度46分47秒
  東経136度24分34秒

冠山は福井県と岐阜県境に位置しているので、両県からトライできます。
福井県からは福井、鯖江、武生からの3ル−トがあり、これらから冠山峠までは、国道417号を足羽川沿いに
25キロ程、車で冠峠まで登れますが道は狭く大変です。また冬季は閉鎖されます。                   
岐阜県側は大垣、岐阜方面から国道417号で揖斐川町へ入り冠山峠まで車で進みますが、徳山ダム湖尻から
は道が狭くガードレールもなく注意が必要です。                                         

 揖斐川町へ入り久瀬、徳山を過ぎると道が狭くなります

岐阜県揖斐川町からトライしました。

途中「徳山ダム」を右に見ながら進みます。

国道417号を登る途中冠山が見えてきますが、冠の形には見えません

冠山峠に着くと道が広くなっているので適当に駐車できます

峠碑の脇に福井県と岐阜県の両県碑があります。

冠山峠から見ると烏帽子(えぼし)の形に見えるので冠山といわれます

峠まで来ると冠山も冠(烏帽子)の形に見えます

「揖斐川の源流冠山」の碑

頂上までの登山道の標高差は241mですが?
冠山山頂(1256m)と冠山峠(1,015m)との標高差は241mなのでゆっくり登っても1時間のはずですが、
頂上下の冠平までに10個くらいのアップダウンがあり2時間はたっぷり掛かり山頂までは2時間半かかります。

前半は尾根道
 尾根づたいに急坂をいくつか繰り返し、ブナの原生林の中を進と、2時間ほどで重畳したの広い場所へ出ます。

途中、何度か目の前に冠山が見えてきますが登山道はアップダウン(約9〜10回)が続き疲れが倍増します。

冠平(かんむりだいら)

熊笹を抜けると突然に冠平が開けます。

熊笹群を抜けた冠平との分岐にある「山頂」への標識が下に落ちていました。

ここから山頂までの50〜70mほどが岩場ですが鎖やロープが用意されています。
この岩肌をロープや鎖に掴まり足場を探し、山にへばりつくように恐々登り切ると約10分で頂上に出ます。

写真で撮るとそんなに急な岩場には見えませんが、ロープを頼りに登らなければ登れません

山頂に出ると徳山ダムから登って来た国道417号がよく見えます。

頂上には三角点があります。

約半数の参加者は下の冠平で昼食をしているはずです。

福井県側から登って来たグループと昼食をとりました。
昼食後景色を堪能して下りはじめます。

下りの方が怖い!様です!!

冠平まで下ると、次はアップダウンの尾根道を冠峠まで戻ります。

アップダウンは10回ほど繰り返されます。

尾根の先の方に駐車場が見えてきました。

意外と難儀した冠山

帰路に「徳山会館」に寄りました

ダム補償で建てられた豪華かな会館
冷暖房完備でレストランまである採算度外視の補償設備だそうです。

徳山ダム
このダム湖の下が旧徳山村の中心で役場、学校、集落(約466戸)がありました。

途中車窓から観光施設の徳山城がチラリと見えました。

終わり