水木沢天然林は、木曽川源流の「水木沢」沿いにあり木祖村にあります。

所在地:長野県木曽郡木祖村
          大字小木曽字水木沢  

水木沢は国道19号かJR中央本線の「薮原駅」から県道26号を木曽川に沿って遡ります。

途中「恵那SA」でひと休みできます。

「寝覚ノ床」
中山道木曽路の名勝「木曽八景」の一つですが、今は訪れる人も少なく、岩上の「浦島太郎伝説」も寂しそう。

水木沢への道の入口は国道19号から気を付けて走行しないと見過ごします。

木曽町と塩尻市に挟まれた木祖村にあります

 画像は「道の駅薮原」でいただいた木曽町観光協会発行の「木曽川源流の里トレッキング」コースガイドから引用しました。

木曽川の分流「笹川」に流れ込む水木沢は山の中です。

木曽川の分流笹川から水木沢の上流にある管理棟前の駐車場に車を止め管理棟奥の標識から出発します。

管理棟にあるトレッキングマップの番号を参考に進むと効率良く歩けます。

道路の終点に管理棟にはトイレ・水場があります。

 画像は道の駅でいただいた木曽町観光協会発行の「木曽川源流の里トレッキング」コースガイドから引用しました。

             効率的なコース
 管理棟@→下の分岐G→巨大ヒノキL→太古の森K→上の分岐J→原始の森コース→H→展望台I→適当なルートで管理棟へ戻る。

管理棟奥の標識から出発します。

                       平成の名水百選
 出発点脇にも水のみ場があり、又この一帯は平成の名水百選「木曽川源流の里 水木沢」にも認定されいますが、動物の屍骸や排泄物が混入していますので飲料にはお奨めできません。ご注意の程を。

クマに注意!
途中とちゅうに大きな鈴が用意されています。鳴らして登りましょう。木洩れ陽も適当で明るく楽に展望台まで登れます。

展望台からは乗鞍岳も見え天然林と展望を堪能できます。

展望台には適当な日陰もあり休息・昼食に最適です。

                          御料局三角点
 「御料局」は皇室の所有地を管理する部署で1885年に設置され、1908年に「帝室林野管理局」に改称されました。
  旧御料局が所有の御料地や御料林のに設置したものが「御料局三角点」「宮界標」です。

昼食後女性陣は山菜類でも探しているのでしょうか?

下りは足取りも軽く管理棟目指して天然林散策を楽しみました。

下りは1時間半ほどで上天気の駐車場へ戻りました

帰路は尾根の東にある奥木曽湖へ寄りました。
この湖は木曽川を堰きとめた多目的ダム「味噌川ダム」によってできた湖です。

立派な建物に贅沢な設備の割には展示物が貧弱で訪問者も少ないようです。

現政党前の完成で、近くに奈良井ダムもあります。

ダム名は「味噌川ダム」ダム湖は「奥木曽湖」
ダムはコンクリートを使わないロックヒル方式のダムです。

訪問者はトイレ休憩が多いようです

次にこの付近の見所を紹介します。

木祖村付近の見所

「床並(とこなみ)の滝」と「床並の平垂(ひらだる)」
水木沢天然林の南を流れ笹川に合流する床並沢にある滝とウオータースライダの岩が名所ですが、
床並沢を溯上する林道が狭く徒歩で3kmの場所であり、時間と効果を計ると足が向かない見所です。 

中山道(旧19号)付近の見所

以下の画像や資料は「道の駅薮原」でいただいた木曽町観光協会発行の「木曽町観光便利帳・木曽長めぐり旅マップ」から引用しました。

この付近の中山道沿いには木曽義仲・巴御前ゆかりの旧跡や中山道の宿場跡が多くあり、ゆっくりと訪れてみたいものです。
中山道は美濃路から木曽路に入り馬籠宿、妻籠宿、上松宿に続き福島宿に入ります。

福島宿

 

木曽町のJR木曽福島駅周辺に「福島関所」、「関所門」、「木曽義仲の墓」、
「山村代官屋敷」、「高札場」等があり少し離れた山腹に「福島城址」があります。

 福島関所

                       福島関所
 日本四大関所のひとつで創設以来約270年間、中山道の要衝として「入鉄砲、出女」を取り締まった国史跡指定の旧跡です。
   (木曽町観光協会発行の「木曽町観光便利帳・木曽長めぐり旅マップ」から引用しました。)

           山村代官屋敷
 尾張藩の木曽代官、福島関所の関守を務めた山村氏の家宝を展示。
(木曽町観光協会発行の「木曽町観光便利帳・木曽長めぐり旅マップ」から引用しました。)

「福島宿」に続き「宮ノ越宿」へ入ります。この辺りが木曽義仲ゆかりの地です。

宮ノ越宿

                旗挙八幡宮
 平家追悼の旗挙げの際、義仲はこの境内で戦勝を祈願。拝殿脇の樹齢千余年の大欅も有名
 (木曽町観光協会発行の「木曽町観光便利帳・木曽長めぐり旅マップ」から引用しました。)
                    巴淵
 木曽川が山吹山の麓でつくる淵。義仲挙兵後も常に従った巴御前にちなんでおり、この淵に棲む竜神が巴に化身して義仲を守った言う伝承もあります。
(木曽町観光協会発行の「木曽町観光便利帳・木曽長めぐり旅マップ」から引用しました。)

義仲館「資料館」

義仲の墓

徳音寺
境内の墓所には、義仲の墓を中心に、母小枝御前と巴御前の墓が並びます。
(木曽町観光協会発行の「木曽町観光便利帳・木曽長めぐり旅マップ」から引用しました。)

義仲館の庭には「巴御前と木曾義仲」の像があります

倶利伽羅峠を「火牛の計」で押し寄せる大軍を撃破した話は有名です

江戸時代に此の宿で旅人に人気のあった錦絵です

木曾義仲はこの戦で勝利し、京まで攻め上り平家を西国へ追い落とすきっけけを作りました

木曽義仲ゆかりの地「宮ノ越宿」を過ぎると「薮原宿」へ入ります。

薮原宿

      鳥居峠(1197m)
 峠の最高所に御嶽遥拝所に鳥居と石碑があり、ここから旅人は御嶽を拝んで旅を続けました。その鳥居から峠の名が付けられたようです。
 今は国道19号もJR中央本線この峠下をトンネルで抜けています。
(木曽町観光協会発行の「木曽町観光便利帳・木曽長めぐり旅マップ」から引用しました。)

鳥居峠を越えると「奈良井宿」へ入ります。
次回機会がありましたら各宿場を散策したいと思います