奈良県吉野郡上北山村小橡660−1

大台ヶ原への道
大台ヶ原への道は奈良県吉野町から入るルートが一般的ですが地理的には熊野灘の尾鷲市や紀北町からが
近く見えますが道がありません。                                                 
吉野から国道369号で大宇陀で国道370号へ県道28号で三茶屋を経て国道169号で大迫ダムと説明しても
理解できないルートで県道40号(大台ヶ原公園線)で大台ヶ原駐車場へたどり着く予定です。               

グーグルアースで調べると大変山深い場所にあり、説明も詳しくありません。
そこで環境省近畿地方環境事務所のHPで調べたところ、安心できる地図がありましたので説明に使わさせていただきます。

大台地区の地図
環境省 近畿地方環境事務所HPより

大台ヶ原全体図
東大台地区地図 虫めがねのアイコンをクリックすると各見どころポイントへ飛びます。

今回はビジターセンターから日出ヶ岳を目指し帰路は正木峠・正木ヶ原・尾鷲辻
経由駐車場までのルート設定をしました。

出発から3時間50分、国道370号で「三茶屋」交差点まで来ました。

世界遺産「吉野・大峯」の矢印に従って進みます

日本に一つだけの道の世界遺産だそうです。

正確には「世界遺産 紀伊山地の霊場と参詣道」と言い
@霊場「吉野の大峯   A大峯奥駈道  B熊野参詣道 小辺路(こへじ)伯母子(おばこ)岳  の三つに分けれるそうです

ここで国道370号から県道28号へ入ります

「県立吉野川津風呂自然公園」の分岐交差点を過ぎます。

出発から4時間
県道28号をそのまま進むと「熊野・大淀」方面の国道169号へ行けそうです(だいぶ近づいてきました)

800m先で国道169号へぶつかり左折で「大台ヶ原」へ行けます。

「世界遺産 大峯奥駈道」
(おおみねおくがけみち)とは?

我々は世界遺産熊野古道は知っていますが「大峯奥駈道」とは?

この道は修行の道 世界遺産”大峰奥駈道”と言われ奈良県・吉野から和歌山・熊野を結ぶ修験の道、大峰奥駈道のことで、
全長約170km修行の道が世界遺産になっているそうです。

「大台ヶ原」まで46km
途中に道の駅「杉の湯 川上」があるらしい

世界遺産「大峯奥駈道」の「蜻蛉(せいれい)の滝登山口」1kmの標識あります。

世界遺産には自然遺産文化遺産とそれらが混ざり合った複合遺産があります。
そのうち日本には自然遺産3件、白神山地 (1993/12)、屋久島 (1993/12)、知床 (2005/7)

文化遺産は10件、法隆寺地域の仏教建造物 (1993/12)、姫路城 (1993/12)、古都京都の文化財 (1994/12)
白川郷・五箇山の合掌造り集落 (1995/12)、原爆ドーム (1996/12)、厳島神社 (1996/12)、日光の社寺 (1999/12)
古都奈良の文化財 (1998/12)、琉球王国のグスク及び関連遺産群 (2000/12)、紀伊山地の霊場と参詣道 (2004/7)

この文化遺産10件目の紀伊山地の霊場と参詣道が今回の道筋にあります。

土倉翁造林頌徳(しょうとく)記念
明治から大正、この地に生まれ、この地に生き、 土倉式造林法を確立した日本の造林王で、 この地の先覚者である土倉庄三郎。 
没後の大正10年(1935年)、 後世にその名を伝えるために 有志が奔走して寄贈した9文字の磨崖碑。 
高さ23.6m、一文字の大きさ約1.8m四方だそうです。

出発から4時間と少し あと1時間か!

きょう登る日出ヶ岳(大台ヶ原山ともいう)について
標高は1694mで大台ヶ原駐車場からの標高差は125m。途中の上り下りの累計標高差420mほどになるそうです。
山頂には一等三角点があり名前は「大台ヶ原山」となってるそうです。 

大滝ダム建設ステーション(建設後のPR館)
強烈な反対運動は東の「八ッ場(やんば)ダム」、西の「大滝ダム」と言われた奈良県吉野郡川上村大字大滝にあるダムです

ダム闘争の拠点となったダムは今、静かに運転中です

やはり通常は水は少なく、そのためいろんな論争起きたのも分かる気がします

道の駅「杉の湯 川上」奈良県吉野郡川上村迫695
ここでいやなニュースが耳に入りました。地元の人が「大台ヶ原はまだ閉鎖と違うか?」・・エッ!

此処まで来て引き返すわけにはいかない! すすめ!

大迫ダム(出発から4時間40分) 奈良県吉野郡川上村大字大迫

 元禄の頃から紀の川の水を奈良盆地へ引こうと「吉野川分水」構想が地元有力者から持ち上がりそれから約300余年に亘り奈良県民の悲願だった。だが、水利権を持つ紀伊藩(明治になってからは和歌山県)はこの構想には強硬に反対しており、『紀の川の水は、奈良県には一滴もやれぬ』として奈良県との対立を続けて挙句にやっと完成したダムです。

ここで少し変なことに気づきました
「山間部チエン着装」の電光表示です。(いま時分こんな南国に近い地区で積雪注意??)

国道169号と大台ヶ原の分岐に近づきました。もうすぐです。

分岐した途端「通行止」の道路標示

雪はないが入れない
しかし事前手続きがしてあれば入れる!?

全員バスから降りて通行止めの標識前で記念写真

大台ケ原までここから19.6km(歩くと約5時間)

ここは川上村の伯母谷(おばたに)

ここで360@旅行ナビ(http://www.360navi.com)の地図をお借りして説明します。

360@旅行ナビ www.360navi.com

地図から選択

我々が居る場所はこの地図の国道169号の文字の上あたり。
県道40号を歩いて大台ヶ原ドライブウェイを通り駐車場まではとても歩けません
それから山登りなどとても無理!(旅行計画は事前によく調べよう)

大台ヶ原ビジターセンターのHPによると 

大台ヶ原ビジターセンター情報

開館
9:00〜17:00 (現在 冬季:12月〜4月まで 休館中
 ※県道大台ケ原公園川上線道路(大台ケ原ドライブウェイ)開通時は無休

ここまで来たのだから少し先まで行ってみようと歩き出しました。

トンネルまで歩くことにしました

道の脇には氷柱が!

あちらこちらに

このトンネルを超えると見晴らしが良いらしい!?

トンネルを出たが薄曇りで残念!

建物らしきものが見えるので、あそこで昼食にしよう!

あのあたりが大台ヶ原か?日出ヶ岳か?

昼食を済ませたら帰ろうか

公園には「吉野熊野国立公園 伯母峰峠園地」の看板が

大台ヶ原駐車場はまだこの先でしょう

通行止めの看板から1時間10分で展望台へ

ちょうどベンチがあったのでさっそく昼食となりました

静か!

山の中腹に道らしきものが見えます「あの先が駐車場」?やはり諦めた!
 大台ヶ原は鹿が群れ遊ぶ山上の楽園。最高峰の日出ヶ岳からは熊野灘や大峰連山のパノラマ展望が楽しめる。日本有数の多雨地帯で年間4800mmを越す雨量は美しい樹木を育てる基盤をつくり、一帯には豊富な植物相が見られる。山上の魅力を十二分に味わう東・西大台周遊コース、スケールの大きさで人気の大杉谷、しっとりした小処温泉への道など魅力がいっぱいの山域である。
とパンフレットには書いてあった

 奈良県吉野郡上北山村小橡660-1

帰りも1時間10分くらいでバスのところまで帰りました。

道の下のバスを見つけてホッとしました

観光地にしては道が空いているし店は閉まっているし、不思議に思っていました。が後の祭りでした。

帰りましょ!

また機会を見つけて挑戦したいと思います。